悠久の刻のなかで

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「悠久の刻のなかで」は、「交易路ライゼン」で開催されるリレー小説です。

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「悠久の刻のなかで」インデックス

オリジナル版『悠久の刻のなかで』(継続中)
[001〜020] [021〜040] [041〜060] [061〜080] [081〜100]
[101〜120] [121〜140] [141〜160] [161〜180] [181〜200]
[201〜220] [221〜240] [241〜260] [261〜280] [281〜300]

編集版『悠久の刻のなかで・第一部』(全22頁)
[01頁] [02頁] [03頁] [04頁] [05頁] [06頁] [07頁] [08頁] [09頁] [10頁] [11頁]
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05/22 頁

背中に広がる柔らかな感触…。どの位気を失っていただろうか…ようやく、俺は自分の意識を取り戻した。ゆっくりと瞼を開くと、眩しい光が俺の目を襲う。

「気が付いたようじゃな。」

不意に真横から声を掛けられ、俺は声の主を探す。そして、俺の隣には見知らぬ少女が腰掛けていた。

「覚醒した力の反動で頭を強く打ち付けたらしいのでな。取りあえず治療せねばならなかったので、そなたの頭の中を覗き、『病院』と記憶されている施設に運んでおいた。」

「病院?」

俺は慌てて辺りを見回す。そこで俺は、やっと自分の置かれている状況に気付いた。どうやら意識を失っていた俺は、この少女に病院へ運ばれたらしい。ここは、ベッドの上だ。柔らかい感触の正体は、これだったのだ。

「あれ…? 俺、さっきまでロボットのコクピットにいて…。」

「先刻迄、では無いぞ。」

突然、俺の独り言に少女が反論する。

「正確には、10時間と2分程前の出来事だ。」

妙に淡々と喋る少女を見る。中々に可愛い娘だが、いかんせん顔と言葉使いのギャップが激しい。

「君…誰?」

俺の口から出た第一声はそれだ。『銀の大帝《シルバーエンペラー》』に乗っていた時のことに、何故か妙に詳しい少女だ。『誰?』と尋ねて当然だ。だが、目の前の少女は意外そうな顔をして俺の顔を見ている。

「お主…儂が解らぬと言うのか? つれないのう…一緒に白龍と戦ったと言うに…。」

「え…っ、ちょっと待て、じゃぁ、まさかアンタは…!」

「そうじゃ、儂は、『銀の大帝《シルバーエンペラー》』じゃ。」

「はぁ!?」

俺は間抜けな声を上げた。突然目覚めた病院で、妙にババア臭い言葉使いの少女に、『実は私、『銀の大帝《シルバーエンペラー》』なんです』なんて言われたら、俺じゃなくてもこんな声を出すだろう。

「ちょ、ちょっと待て! お前が『銀の大帝《シルバーエンペラー》』で、白龍と戦ったのが10時間前で…って、えぇ!?」

俺は露骨に驚いた。信じられる訳が無い。俺は、白龍と戦っていた時、こいつに乗っていたって言うのか?

「無礼な奴じゃな、儂がお主を助けたと言うに…信用出来ぬと言うか?」

すかさず『銀の大帝《シルバーエンペラー》』(と名乗る少女)が俺を非難する。まさか…俺の考えを読めるのか? そおれにこのババア口調…やはり、信じるしかないのか?

「誰がババアじゃ、この無礼者!」

俺が心の中で呟いた瞬間、少女の肘鉄が俺の腹部を襲った。ぐ…やはり、こいつは俺の考えを読んでいるようだ。

「…ふん、まぁよかろう。いつまた奴等が襲って来るやもしれぬ、早めに出発するぞ。」

そう言って少女は病室を出ようとした。俺は、慌てて彼女に声を掛けていた。

「お、おい。あんたの名前、なんて言うんだ! まさか…『銀の大帝《シルバーエンペラー》』が本名じゃないんだろう!?」

俺の言葉を聞き、少女は少し間を置いて自らの名を名乗った。

「…シルエラ。過去、儂はシルエラと呼ばれておった。」

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オリジナル版『悠久の刻のなかで』(継続中)
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編集版『悠久の刻のなかで・第一部』(全22頁)
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Kakurega Novel Ver.20060310
Written By 神剣士の隠れ家

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