悠久の刻のなかで

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「悠久の刻のなかで」は、「交易路ライゼン」で開催されるリレー小説です。

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「悠久の刻のなかで」インデックス

オリジナル版『悠久の刻のなかで』(継続中)
[001〜020] [021〜040] [041〜060] [061〜080] [081〜100]
[101〜120] [121〜140] [141〜160] [161〜180] [181〜200]
[201〜220] [221〜240] [241〜260] [261〜280] [281〜300]

編集版『悠久の刻のなかで・第一部』(全22頁)
[01頁] [02頁] [03頁] [04頁] [05頁] [06頁] [07頁] [08頁] [09頁] [10頁] [11頁]
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15/22 頁

「圭一。」

背後からシルエラの声が聞こえる。振り向くと、失った腕をかばう事もなく、シルエラが直立して立っていた。血は既に止まっているようだが、肩口からのぞく、もぎ取られた腕の傷口と、服についたおびただしい量の血が痛々しい。

「どうした?」

「圭一…このまま奴に挑めば、お主も儂も、ただ犬死にするだけじゃ…。」

「また、『逃げろ』なんて言い出すんじゃねえだろな?」

俺は少しムッとした表情で言い返した。すると、彼女は複雑な表情を浮かべ、押し黙った。気のせいか、彼女の瞳は俺を視界に入れることを拒んでいるようだ。

「シルエ…。」

俺は予想外の彼女の反応に戸惑いつつ、彼女に声をかけようとした。だが、俺の言葉が終わらないうちに彼女が口を開く。

「儂は…お主を死なせとうない!」

一瞬の出来事だった。俺が動揺する暇も無く、視界はシルエラの顔で埋め尽くされた。そして、唇に走る柔らかな触感…。何かが頭の中で割れたような音がした。凄まじい力が、俺の中に流れ込んで来る。

「生き抜け…圭一…。」

「シルエラ、お前!!?」

慌てて彼女を抱きしめようとした。しかし、俺が抱きしめるよりも早く、彼女の姿は光の中に消えていってしまった。

「うわあああぁぁっ!!!!」

俺はうずくまり、涙を流した。人の為に涙を流したのは何年振りだろう…。いつの間にか、シルエラは俺にとって掛け替えの無い存在になっていた…なのに! なのに俺は、彼女を守ることが出来なかった!

「悠久の刻のなかで」インデックス

オリジナル版『悠久の刻のなかで』(継続中)
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編集版『悠久の刻のなかで・第一部』(全22頁)
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Kakurega Novel Ver.20060310
Written By 神剣士の隠れ家

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