今日はこれといったネタが無かったので
風化しかかってる記事を載っけてみよう。
このまま放置しとくとマジで機を逸してしまう……。
まぁ、需要があるかどうかといえば普段の日記の様に全然ありませんが、ネタ的には多分、一部のピープルには需要があるんじゃないかと。
先月下旬にRAP(Real Arade Pro.)を購入してぼちぼち一ヶ月が経過したわけなんですが……これ、結構無骨ですよね。
特に天板は「シンプルイズベスト」の象徴かのように、銀色一色です。
画像では天板保護シートが張りっぱなしなのでただの銀色の鉄板ですが、シートを剥がすと今度は鏡みたいになるそうな…。
まぁシンプル故に誰が見ても拒否反応を示さないデザインでもあるので概ね問題は無いんですが…やっぱ、地味です。
別に某タイアップ物コントローラーみたいに派手派手なイラストを入れる必要も無いんですが、やはりちょっとした着色や模様くらいはあってもね…。ボタン記号等の文字も読みにくいし…
てことで作ってしまいました、オリジナル天板イラスト。
イラストは怒首領蜂大往生の公式サイトからダウンロード出来る壁紙を使用。
画像では解り難いですが左上にPSとHORIのロゴをあしらったり、「REAL ARCADE PRO.」の文字を天板左下から上部中央へ移動したり、「怒首領蜂大往生」のロゴがレバーで隠れないようにしたり…と、デザインには結構気を配ってます。
その甲斐あって、個人的にはかなり会心の出来であります。
これぞ自己満足!
ただし少し失敗点もあります。
ボタンの穴や記号の位置にもかなり気を配って図面を作成したんですが、最後の穴あけ作業の際に少し手抜き作業をしてしまったので、一部で「ヨレ」が発生してしまっています。
しかもよく見ると、「SELECT」と「START」の文字がボタンのふちに隠れてしまっている…。
※後述のテンプレートでは位置を修正済みです。
そのうち機会を見て張りなおさないとあきませんねぇ。
ちなみに今回作業するに当たっては、以下の工具・材料・作業方法を使いました。
「俺も天板絵作成に挑戦してみよう」などという無謀な方は参考にしてみて下さい。
勿論分解は保証外の行為です。万が一ぶっ壊れても自己責任でお願いします。
工具編
・プラスドライバー
RAP本体の裏板の取り外しとレバーの取り外しに使用。
レバー固定ネジが異様に強固なので、グリップのしっかりしたものが望ましい。
中途半端なのを使うとほぼ確実にネジ山を潰します。
・マイナスドライバー
レバーボールの取り外し時に使用。
ボールと反対側の軸に一文字状の溝があるので、そこにドライバーをあてがって、ボールを回す。
・ソケットレンチ
幅は7mm。天板の取り外し時に使用。
RAP本体は結構厚さがあるので、軸の長いものを使いたい。
・ペンチ
ボタンに付いているケーブルを取り外すために使用。
まぁ素手でやれんこともないが…レバー固定ネジほどとは言わないまでもかなり固いので、オススメはしません。
・カッターナイフ&定規
天板用紙と保護シートを裁断・加工するのに使用。
カッターは何でも良い。
定規は35cm以上の直定規を推奨。
・A4プリンタ
天板サイズの関係上A3プリンタが望ましいが現在使用中のプリンタはA4まで対応なので、これで代用。
なお「カスタム用紙」等といった感じで、「210mm × 350mm」の用紙が使えるものに限る。
(まぁ、大方の機種では問題無いでしょうが……)
材料編
・A3プリンタ用紙
天板イラストを印刷する為に使います。
A4プリンタで印刷する場合、用紙の幅をA4サイズ(210mm)に合わせる必要があります。
適宜裁断して下さい。
・A3クリアファイル
天板用紙を保護する為の「保護シート」として使います。
ファイル部分をカッターで切り離した後、天板用紙よりも各辺5mm程度大きいサイズに裁断して下さい。
・セロハンテープ
保護シートを天板に固定する為に使います。
「余白」として大きめにとった5mmの部分につけて、天板裏に貼り付けて下さい。
・天板イラスト用図面
印刷時のサイズが「325mm × 197mm」になる画像ファイルです。
ちなみに私はテンプレートファイルを作って、そこにイラスト本体を埋め込みました。
よかったらどうぞ。
→Real Arcade Pro.オリジナル天板絵用テンプレート(PSD形式)
ノーマルタイプのRAP用の図面です。
「カプコンファイティングジャム」仕様のRAPではボタンの配置が違うかもしれません。
RAP SA/SEや鉄拳5スティックではボタン穴の位置そのものが違うので使用出来ません。
作業編
今回の作業では画像の撮影を行わなかったので、画像による説明はありません。
今の天板絵を張り直す機会があったら、その時に改めて画像を撮影・追加する予定です。
作業内容は概ねこの通りでしたが、一部分は改善案を載せています。
また、作業方法はこれひとつではありません。
人それぞれの性格に合った方法は勿論、もっとスマートな方法もあるはずですので、全てを鵜呑みにせず、あくまで参考程度に捉えて下さい。
当方「にわか工作」が趣味な人なので、「取り敢えず望み通りの結果になる」程度の知識しか持ち合わせていませんし…。
繰り返しになりますが分解・改造等の行為は保証の対象外です。
メーカー保証は勿論、ショップ保証も当サイト管理人の保証もありませんので、作業を行う際は全て自己責任でお願いします。
・まずRAP本体をひっくり返して、プラスドライバーを使って裏板を外します。
・天板を固定している6箇所のナットを、ソケットレンチを使って外します。
・慎重に天板を取り外しつつ、RAPを表向けにします。
適当にやって天板を落としたりすると配線が切れる恐れがあるので注意。
・ボタンから伸びているケーブルを引き抜きます。
ペンチ等で端子をつまみ、丁寧に一気に引き抜きます。
力を入れすぎると勢いでケーブルが切れる恐れがあるので注意。
ボタンの配線は全て別の色で分けられています。
忘れない様に紙等にメモっておいて下さい。
・レバーから伸びているケーブルと引き抜きます。
ここは素手で構いませんが、やはり慎重に引き抜きます。
・ボタンを取り外します。
天板の表方向へグッと押し込めば簡単に外れます。
取り付けるときは、逆に天板の裏方向へグッと押し込んで下さい。
・レバーボール・シャフトカバー・ディスクを取り外します。
・レバー本体を天板から取り外します。
工具編:プラスドライバーの項でも触れましたが、無茶苦茶頑強に固定されています。
半端なドライバーを使ったり半端な回し方をするとあっという間にネジ山を潰す恐れがあるので、覚悟を決めて挑んで下さい。
・天板用紙を印刷後、天板のサイズ・形状に合うように裁断します。
この時点でボタン穴等もあけておきます。
テンプレートを使用の場合は、「抜きエリア」のピンク色の部分を切り落として下さい。
・保護シートを天板のサイズ・形状に合うように裁断します。
材料編:A3クリアファイルの項でも述べましたが、各辺とも天板より5mm程度大きく裁断して下さい。
シートは非常に傷つきやすい代物ですので、慎重に取り扱って下さい。
この時点でボタン穴等はあけません。
・天板に天板用紙を乗せ、その上に更に保護シートを乗せ、テープで固定します。
材料編:セロハンテープの項で述べたように、保護シートの「5mmの余白」にテープを付けて、裏で固定します。
天板の4隅…特に下部2隅で「ヨレ」が発生しがちですが、シートを切ったり折ったり引っ張りつつ、ヨレの起こらないように丁寧に固定して下さい。
・保護シート越しに見える天板の穴を基に、シートにも穴を空けていきます。
左上の「連射スイッチ」の部分だけは完全に切り落とさず、4隅から中央へ十字状の切れ目を入れる程度にします。
・十字状に切れ目を入れた「連射スイッチ」部のシートにテープを貼り、裏で固定します。
流石に切れ目を入れたそのままでは余白が多すぎるので、適当に詰めて下さい。
・「天板固定ネジ」の通る部分に穴をあけます。
取り敢えずネジが通りさえすれば何でもいいので、針等で適当にあけて下さい。
・ボタンをはめ込み、レバーを固定します。
スタート、セレクトボタンのみはめ込み方向が決まっています。
ボタンの根元を見て、「四角いでっぱり」がある部分を上方向に向けて差し込んで下さい。
・ディスク・シャフトカバー・レバーボールを取り付け・固定します。
ボールは適当に回し込んだだけだと後で必ず緩むので、外す時と同様、マイナスドライバーを使ってしっかり締めます。
・レバー・ボタンの各種配線を行います。
ボタンの配線については「同じ色2本で一対」さえ守ればどっちがどっちということはありません。
それぞれのケーブル色とボタンの対応は私のRAPではL1…緑、L2…赤、□…黄、×…茶、△…青、○…灰、R1…紫、R2…橙、SELECT…黒、START…白でした。
色の対応は機械毎に異なるかもしれませんので、あらかじめ自分でもメモをとっておいて下さい。
・天板を本体ケースに固定します。
天板固定ネジを差し込んだ後、それらが落下して外れてしまわないように慎重に本体を裏返します。
裏返した後、ソケットレンチを使ってカッチリと締めます。
固定ネジにもネジ自身を固定するためのでっぱりがありますが、普通に締めていれば普通にはまります。
・裏板を取り付けて、完了です。
早速PS2に取り付けて、動作確認を行って下さい。
(念の為、メモリーカードは全て外しておいて下さい)
レバーを含む全てのボタンが正常に動作したら成功です。お疲れ様でした。
認識しないボタンがあったり、押したボタンと認識されたボタンにズレがあったりした場合は、配線が誤っている可能性があります。
もう一度分解して、配線し直して下さい。
by 踏み入れてはならない領域へ足を踏み入れた気がする管理人
Kakurega Diary Ver.20070912
Written By 神剣士の隠れ家
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